2021.05.06 構成について

QNAPの構成に役立つRAIDの知識
~これを覚えておけばHDD構成は完璧!?~

RAIDとは ~その1~

「Redundant Array of Inexpensive Disks(リダンダント・アレイ・オブ・インエクスペンシブ・ディスクズ)」
の略で「RAID」です。
正式名称で言うことは、滅多にないので、雑学程度に覚えておきましょう。
RAIDに関しては、種類も多く、何を採用すればいいかわからないですよね。
今回は、最適な提案ができるよう、RAIDの種類を詳しく解説していきます。

RAIDの種類


※実際の速さを計測したわけでなく、あくまで感覚です。

他にもいくつかRAIDの種類はありますが、代表的なのを記載しています。
それでは、具体的に見ていきましょう。

RAID0(ストライピング)

RAID0は、ストライピングと呼ばれ、複数台のハードディスクに同時に分散してread/writeします。
ビット生成などがないため高速化が可能です。
冗長性や耐障害性がないので、いずれかのHDDが壊れたら使用できなくなります。
搭載HDDのほとんどの容量が、使用可能となります。

RAID1(ミラーリング)

RAID 1は複数台(偶数)のハードディスクに、同時に同じ内容を書き込みます。これをミラーリングと呼びます。打ち合わせで「RAIDはミラーリングでお願いします。」と言われたらRAID1を構築してください。
これは、最もシンプルな方式であり、RAIDの弱点であるコントローラの故障にも対応しやすいです。
全てのディスクが同時に故障する可能性は低いので、システムの安定性は高いです。
ただし、利用可能な容量は単体のハードディスク容量となり、台数が増えれば増えるほど容量効率が悪くなります。
本来読み出しは、一つのドライブからのみでそれ以外はバックアップです。

RAID5(分散パリティ)

RAID 5はパリティ(誤り訂正符号)を生成し、複数のハードディスクに分散させて書き込みします。最低でも3ドライブが必要です。
RAID1やRAID1+0に比べて使用効率に優れています。またRAID0のように複数のディスクに分散しているためread性能が優れています。1台のHDDに障害発生した場合でも、残りのHDDにより継続利用することが可能です。

RAID6(複数分散パリティ)

RAID6は、パリティ(誤り訂正符号)を生成し、4台以上のハードディスクに分散して書き込みします。
RAID5と異なる点は、最低ハードディスク台数が4台以上である点、許容されるHDDの障害台数が2台となる点、RAID5よりもパリティが増える分、ハードディスクの利用効率が下がる点です。RAID6は、その他のRAID0、RAID1、RAID5 に比べて耐障害性の高いRAID構成です。ただし、二重にパリティを生成するため、RAID5よりもさらに書き込みが速度が低下する点はデメリットとなります。

RAID構築、ハードウェア選定のポイント

どのRAID構成、ハードウェアを選定するかは、企業のディザスタリカバリ(DR)などによります。採用するRAIDのレベルを決めるに当たり、企業はデータ損失の防止、パフォーマンス要件の達成、容量の最大化などを考慮する必要があります。

弊社では、QNAPというストレージ専門の商材やDELLTechnologiesの商材を扱っております。
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by T.U